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Bollywood dance 

インド映画ダンス 

 ボリウッドダンスはインドの「ボンベイ」とアメリカの「ハリウッド」を組み合わせた造語です。インド映画の中で踊られているミュージカル仕立ての様なダンスシーンがヨーロッパで流行し、「ボリウッドダンス」と呼称されるようになりました。

もともとのハリウッドの初期の映画スタイルを真似て作られたとのうわさも聞きますが、現在インドでも派手なダンスシーンは徐々になくなる傾向も強まってきており、時代とともに衰退していくかもしれません。

 昔はインド古典舞踊が上手に踊れることが女優の大前提だったため、ダンスが下手だと、国中を上げてバッシングされるほどの注目ぶりでした。大女優は大抵ミスワールドに選ばれたものがなっているところも、美人の多い国の由縁かもしれません。

 近代になって、ヒップホップやジャズ、フラメンコに自国の古典舞踊やフォークダンス、トライバルダンスなどをミックスさせる傾向でしたが、最近は世界的にベリーダンスブームも相まってインドでもその色が濃くなってきています。

​ インドの人口は現在14人で世界第1位です。インド映画はまだまだ日本ではあまり知られていませんが、年間1,000本以上製作され、なんと製作本数世界1位!

興行収入も3,000億ドルとアメリカ映画の興行収入1,500億ドルの2倍ともいわれています。なんと世界の映画入場者数国別ランキングでもアメリカ映画の3位11億人の約2倍の20億人で世界1位です。

 日本で紹介されているインド映画は西のものから南のものまでありますが、簡単に説明すると、西インドで制作「ボリウッド」、南インドで制作「トリウッド」、「コリウッド」​など、と呼ばれているのですが、日本でそこまで知っている人も知りたい人もいないので、総称して「ボリウッド」と言ってしまえば、少し興味のある方なら「インド映画!」と紐づけできるかと思います。

​気になるのが衣装だと思いますが、現代的な映画は置いておいて、歴史的背景をモチーフとした日本でいう時代劇映画の衣装は重さは10kg以上だったりして、その重たい飾りを身にまとい踊るという偉業を成していたりします。そしてそのドレスの金額も100万を超えることは普通のようです。

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 インドの映画に出演するには、免許を取らなくてはなりません。そして振付師の免許となると、映画のための人材育成の学校に5年。その後に、厳しいプロテストを合格しなければならないのです。


 免許はダンサーだけでなく、インドの映画に携わるには必ず必要らしいです。マネージャーまでも免許制なんだそうです。ですが、例外として、外国人は緩いとうわさを聞きます。印度人ダンサーと外国人ダンサーだと、映画界ではインド人ダンサーのギャラのほうが高いのだそう。そして、露出を強要されることが多いのも、外国人ダンサーのようです。これはカーストと関係があるのか?と思ってしまいます。

​ ダンサーは幼少から様々なダンスを練習してオールジャンルに対応できるように鍛錬するらしいです。映画のダンスシーンを見る際はバックダンサーなどにも注目してみると面白いかもしれません。女優が一番引き立つように振り付けられてるところも面白いです!

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